ビットコインって元本割れするの?
普通に元本割れするよ
もし元本割れしない投資を探してるんなら、その考え方は危険だよ…
この記事では、ビットコインの元本割れや元本割れした時に対策として取れる行動を解説します。
投資するにあたって元本割れを気にしすぎるのは健全ではありません。元本割れする前提で考えて、どのように投資していくかが重要です。
元本割れを恐れず、長期的な目線で手堅く利益を狙っていきましょう。
- 元本割れとは?
- ビットコイン(仮想通貨)の元本割れ対策
- ビットコイン(仮想通貨)が元本割れした時にやるべきこと
ビットコイン(仮想通貨)で元本割れするリスクは?
結論から言うと、ビットコインは元本割れするリスクがあります。
元本割れの可能性を理解した上で投資しましょう。
元本割れとは?
元本割れとは、投資した資金(元本)よりもその後の価値が低くなることです。
例えば、1万円分のビットコインを購入したとします。その後、価格が下落して価値が8千円分に下がってしまいました。この場合、当初の投資資金よりも2千円価値の低い資産が手元に残った状態ですよね。
この状態が元本割れです。資産の価値が、最初に入れた元本(1万円)を割ったということを示しています。
投資には元本割れのリスクがつきもの
投資した人にとって元本割れは嬉しい結果ではありません。
しかし、投資には元本割れがつきものというのも間違いない事実です。
価値が上がることに期待して投資するわけですが、逆に価値が下がることもあり得ます。まっとうな投資であれば、取るリスクの大きさに比例して得られるリターンの期待値も大きくなるでしょう。
とくにビットコインはボラティリティ(価格の変動率)が大きいと言われる資産。大きなリターンを期待できますが、投資した時期によっては元本割れする可能性は十分にあります。
投資商品の中には、元本割れしない「元本保証」をアピールしているものも存在します。しかし、総じてリターンが低いか、詐欺のような商品ばかりです。
絶対に損をしたくない人=元本保証を求める人。これは詐欺師にとって絶好のターゲットになるので注意してください。
ビットコイン(仮想通貨)の元本割れ対策
ビットコイン(仮想通貨)の元本割れに対して取れる対策を解説します。
将来性のある銘柄に投資する
将来性のある銘柄に投資できているのであれば元本割れを恐れる必要はありません。
将来性のある銘柄とは、時期によって価格の上げ下げはあれど長い目線でみれば価値が上がっていくと想定される銘柄です。
代表的なものはビットコインですね。大きく価格変動しながらも、価格のベースは年々上がり続けており、今後も上昇していくと予想されています。
次いで、イーサリアムなどの時価総額上位の仮想通貨です。
用語解説メモ・・・時価総額とは?
時価総額とは、市場に出回っている対象資産の価値をすべて合計したもの。
たとえば、ビットコインの時価総額なら「ビットコインの流通枚数×現在のビットコイン1枚の価格」で求めることができます。時価総額は日々変化します。
資産価値や規模を評価する指標となるのが時価総額です。
仮想通貨を購入できるおすすめの取引所は下記の記事で紹介しています。
ただし、投資に絶対はありません。将来性があっても一時的に大暴落することはありますし、仮想通貨の存続に関わるような致命的なトラブルがあれば価格が下がり続ける可能性もあります。
結局のところ、自分が将来性を信じられるものに投資することが大切です。
長期目線で投資する
将来性のある銘柄に投資しても、時期によっては価格が低迷する可能性があります。
しかし、初めから長期目線でいずれ価格が上がっていくと考えていれば、一時的な元本割れに苦しむことはないでしょう。
過去の傾向から推測すれば、仮想通貨は3〜4年おきにバブルで価格が大きく上昇しています。少なくとも、3〜4年は保有するつもりで投資するのがおすすめです。
早く利益を求めるのは短期的な値動きに影響されてしまうからおすすめしないよ
仮想通貨バブルで買わない
仮想通貨バブルでは、ビットコインやその他の仮想通貨の価格が激しく上がります。
バブルは売り時であって買い時ではありません。
バブルでは仮想通貨市場も盛り上がり、多くの人が新規参入します。しかし、バブルで入った人の多くは損するのが現実です。
なぜなら、高値で買っているから。
バブル後は価格が暴落しますが、バブル時の価格を超えるには長い時間がかかります。多くの人は次の高値まで待てず、元本割れの状態で損切りしてしまうのです。
用語解説メモ・・・損切りとは?
損切りとは、損失が出ている状態で見切りをつけて売却すること。
仮想通貨は価格がいくら下がっても売却するまでは損失として確定されません。売って初めて利益や損失が確定します。
価格が低く市場が盛り上がっていない低迷期が買い時になります。バブルで利益が出せるよう低迷期に仕込みましょう。
レバレッジ取引をしない
元本割れさせないためにはレバレッジ取引をしないことも重要です。
用語解説メモ・・・レバレッジ取引とは?
レバレッジ取引とは、元手となる資金以上の取引ができる信用取引のことです。レバレッジは日本語で「てこの原理」を意味し、少ない力(少額の資金)で大きな物(大きな金額)を動かせるということ。
たとえば、10倍のレバレッジをかける場合、1万円を証拠金として預けることで10万円分の取引が可能になります。そうなると、資産価格が10%上がるだけで1万円の利益(10万円の10%)が出ますが、逆に10%下落するだけで1万円の損失が計上されます。
10%以上下落するようなら証拠金以上の損失となるため、追加で資金を投入しなくてはなりません。利益の期待値が増える分、損失時の被害も大きくなるのがレバレッジ取引の特徴です。
レバレッジ取引は借りたお金を上乗せして大きな額を動かす信用取引です。
うまくいけば大きな利益を出せますが、大きな損失を抱えてしまう人が多いのも事実。レバレッジ取引は元本割れどころか、借金する可能性すらあるため上級者以外は手を出さない方がよいでしょう。
ビットコイン(仮想通貨)がもし元本割れしてしまったら
もし投資した仮想通貨が元本割れしたらどうするべきでしょうか。取りうる選択は3つあります。
価格が上がるまで待つ
1つは何もしないことです。
一時の価格下落と考え、何もせず価格の上昇を待ちましょう。特にビットコインならなおさらですね。
なぜなら、長い目線でみれば価格が上がる可能性が高いからです。
時期によって元本割れ(購入時より価格が下がる)は必ずきます。しかし、トレーダーでもない限り短期的な上げ下げを気にする必要はありません。
また、レンディングサービスを活用すれば、仮想通貨を貸し出して年利10%ほどの利息を得ることもできます。価格の上昇を待ちつつも効率的に増やせるためおすすめですよ。
どうせ長い時間待つのなら、仮想通貨を増やしながら待ちたいよね
買い増しする
元本割れしたということは仮想通貨が安くなったということ。
いくら下がったかにもよりますが、資金に余裕があれば買い増ししてもよいでしょう。安く買えば買うほど、価格が上がったときの利益も大きくなります。
価格が下がった時でも、その通貨の将来性を信じられるかどうかがポイントですね。
投資資金に余裕があり、なおかつ次のように考えられる人は買い増しを検討してみてください。
本当に価格が上がるかなあ
価格はまた上がってくるから大丈夫!損切りする
最後の選択肢は損切りです。
用語解説メモ・・・損切りとは?
損切りとは、損失が出ている状態で見切りをつけて売却すること。
仮想通貨は価格がいくら下がっても売却するまでは損失として確定されません。売って初めて利益や損失が確定します。
将来性に乏しい仮想通貨に投資している場合は、一刻も早く損切りを検討する必要があります。価格が下がり続けて戻ってこない可能性もあるからです。
具体的には、話題性だけで価格が上がったミームコインなどですね。
用語解説メモ・・・ミームコインとは?
インターネットのミーム(ジョーク)から生まれたコインをミームコインと呼びます。
具体的な実用性や目的はなく遊び心で作られた仮想通貨のため、価格が上がる要因の大半は話題性です。したがって、投資のリスクは高いとされています。
しかし、元々の価値が低いこともあり、一度話題になれば大きな価格上昇が期待できる側面も。投資というより宝くじに近いと言えるでしょう。
判断が遅くなるにつれ損失が膨らんでしまうかもしれません。時には思い切った決断も必要となります。
また、将来性のある仮想通貨であっても、暴落すれば価格が再上昇するまでに長い時間がかかります。損切りを決断できれば、長期間にわたり資産を動かせない状況を避けられますね。
あせって損切りに追い込まれないためにも余剰資金で投資することが大切だよ
よくある質問(Q&A)
まとめ:ビットコイン(仮想通貨)は元本割れのリスクを上回るリターンが期待できる
ビットコインは元本割れする可能性があります。しかし、投資商品全般に言えることとして元本割れのリスクはつきものです。
元本割れしないことをメリットに販売している商品はリターンがかなり低いか、詐欺の可能性が高いのでご注意ください。元本割れを避けていくと良い投資商品は残りません。
また、将来的に価値が上がる可能性が高いのであれば、その時々の上げ下げに一喜一憂するのは健全ではありません。
ビットコインなどの将来性の高い仮想通貨に長期目線で投資していくことが重要です。
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